高エネルギー理論研究室では素粒子理論研究室と共同で定期的に外部から講師を招いてセミナーを行っています.このページで日程と詳細を開催日時順で掲載しておりますので,お気軽にご参加ください.

最近の開催予定 hCalendar

題目: Standard Model prediction for muon g-2

講演者
野村 大輔 ( 東北大 )
日程
  • 2010年 7月 1日(木) 15:00~ / 8号館 300室
概要

標準模型におけるミューオンの異常磁気能率 (muon g-2) の予言について紹介する。現時点では、標準模型からの muon g-2 への寄与のうち、もっとも不定性の大きなものはハドロンからの寄与、とくに LO項と呼ばれる項からの寄与である。幸い、この項からの寄与は、光子の真空偏極関数についての分散関係を使うことによって、 e^+ e^- --> hadrons のデータから計算することができる。ここ数年、ロシアの CMD-2, SND 実験、およびイタリアの KLOE 実験などからパイオンの形状因子の新しいデータが出されており、それを使った muon g-2 の予言値の解析は、ゆっくりとではあるが着実に精密化してきている。現段階で、我々のグループを含めいくつかのグループから、muon g-2の予言値が、実験での測定値から 3--4sigma ずれているとの報告がある。このセミナーでは、これらの状況、および、近い未来に期待される展開について話したい。

  • Created: 2010-06-15T17:08+09:00
  • Last-Modified: 2010-06-30T09:56+09:00

題目: Dark Matter直接検出実験の現状;XMASS, XENON100を中心として

講演者
山下 雅樹 ( 宇宙線研神岡宇宙素粒子研究施設 )
日程
  • 2010年 6月25日(金) 15:00~ / 8号館 301室
概要

最近の観測で明らかにされた非バリオン暗黒物質の証拠は多岐に及び、例えばWMAP衛星の宇宙背景マイクロ波観測によると非バリオン暗黒物質は宇宙の物質/エネルギー組成全体の約23%を占めると報告されている。その正体を解き明かそうと暗黒物質直接検出の意義はますます高まっていると言えるが、暗黒物質直接探索は実験の規模が加速器ほど大きくないため、世界中で多くのグループによって行われている。この分野ではGeを用いた 米のCDMSグループが長年リードしてきた。しかし、最近の液体キセノンや液体アルゴンなど大型化しやすい特徴を備えた希ガス液体検出器もそれに負けず劣らずの成果を出してきており、その感度は既にSUSY領域に入ってきている。 本セミナーでは世界で行われている暗黒物質直接探索実験を簡単にレビューをし、特にXMASS実験、XENON100を中心に講演する予定である。

  • Created: 2010-06-11T21:50+09:00
  • Last-Modified: 2010-06-11T21:50+09:00

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